優れた温度計センサーを搭載
2021年1月15日

湿度計のセンサーの仕組みについて

湿度計は昔は理科実験などで使われるものというイメージが強かったですが、今では一般的な家庭でも家の中の快適な環境を保つため、湿度を計測するために用いられることも多くなってきました。そんな湿度計のセンサーには、いくつか種類があることをご存知でしょうか。湿度計センサーには、大きく分けて伸縮式と電気式という二種類があって、伸縮式センサーには毛髪、ナイロンなどが使用されており、これらが湿気によって伸縮する性質を利用して湿度を計ろうというものです。精度という観点からはやや難点があるのですが、安価であり、実は美術館などでよく用いられています。

また、電気式センサーは電気を用いて湿度を測定するもので、温度変化による影響を受けるという側面は指摘出来ますが正確性があり、小型なので汎用性が高いというメリットがあります。電気式センサーは更に、抵抗式と静電容量式の二種類に分けることが出来ます。抵抗式は、電極が感湿膜に橋渡しされた状態の構造を持っていて、感湿膜の水分量によって抵抗が変化するので、それを測定することで湿度を計るというものです。静電容量式は感湿膜の上下を電極が挟む構造で、この上下間の静電容量が感湿膜の水分量によって変化するので、その静電容量の測定によって湿度を計ります。

抵抗式は大量生産が出来、耐久性が高く安価であり、高湿度測定に強いという長所があります。静電容量式は応答速度が速く、高温度環境に強く、低湿度測定に優れます。

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